こんにちは。
今日は、われわれ社会保険労務士があつかう助成金についてお話しますね。
最近、依頼される講演やセミナーでも、助成金をテーマにしたものが増えてきています。
やはり、昨今の金融危機や不景気が背景にあるのかもしれませんね。
助成金とは・・・?
さて、一言で助成金と言っても、実際には様々なものがあります。
名前も、助成金、補助金、給付金、奨励金などあって、どう違うのと訊きたくなる方もいるかもしれないですね。
また、窓口もハローワーク、雇用能力開発機構、高齢・障害者協会、介護労働安定センター、21世紀職業財団、などなど数多くの窓口に分かれています。
そして、それぞれに別の助成金を扱っています。
今回は、助成金という名前に統一して話をすすめていきますね。
助成金の種類は?
わたしたち社会保険労務士が取り扱う助成金は、厚生労働省の雇用保険を財源とした助成金です。
数で言うと約30〜40種類ほどあり、それぞれに支給される要件があって、把握するのがなかなか大変というのが実情です。
助成金は融資とは違う?
助成金といって、事業主の方が誤解しているのは、この助成金と融資を同じに考えている方がいるということです。
ここで、整理してみると・・・
融資 → お金を借りること。返済の必要があります。利息もかかります。
助成金 → 要件を満たして申請すると国から支給され、返済の必要がありません。
このように助成金は、返済の必要のないお金ということになります。
これが、30〜40種類くらいあるというワケなんです。
どういう時に助成金はもらえる?
では、どういう時に助成金はもらえるか?
大きく分けて、
・新規創業や異業種進出(雇い入れもあること)
・雇い入れ
・定年の引き上げ
・育児休業制度の活用
・パートタイマーの処遇改善 など
があります。
おすすめは、定年の引き上げ
その中でも、特にお勧めなのが、
「中小企業定年引上げ等奨励金」という助成金です。
これは、簡単に言えば、
①1年以上、継続してお勤めの60歳以上の従業員がいる
(難しくいうと、雇用保険の一般被保険者であること)
②就業規則などで、定年制度の引き上げや継続雇用制度を導入する
などの要件を満たすことでもらえる助成金です。
そして、なぜこの助成金がお勧めかといえば、
他の助成金とは違って、
・新たな雇い入れが必要ない
(それに伴う新たな人件費が発生しない)
・物品の購入が必要ない
・新分野への進出が必要ない
など、就業規則を変更して、現状の従業員にさらに会社にいてもらうような
制度を導入することでもらえるからなんです。
くわしくは、こちら ⇒ 中小企業定年引上げ等奨励金
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